本物の手仕事~50年前の西陣織
昨年ひょっこりタンスの奥から出てきた、「50年前のがま口」です。
タテヨコ8㎝ほどの、小さな西陣織の小銭入れです。
父親からこれをもらった当時は、何か時代遅れのもののような気がして、使わずにしまっておいたのですが…取り出してみて、本当に驚きました。赤糸の鮮やかさ、金糸の輝き、全く劣化していない布地の堅牢さ。何十年という時を経ても変わらない美しさ☆彡
おそらくは、土産物屋さんの店先に、廉価で並んでいた物でしょうけれど…この小さな物の中に生かされている伝統技術の確かさ…その価値は、長い時を経て初めて、実に鮮やかに発揮されるものだと改めて感じました。
日本には、まだまだ誇るべき手仕事がたくさん存在します。大事に、後世に引き継ぐために、まずは身近な感動を紹介できるといい…そんな風に感じ、塾の入り口に置いてみることにしました。50年という年月は、小中学生の皆さんやお若いお父様お母様には想像がつかないかもしれませんが…どうぞ、手に取って見てみてくださいね!
[2022-07-14]