らせんを描く
よく目にする、らせん。巻き貝の殻を真上から見た時のような、渦巻き状の線。「小さな頃、落書きはしたけれど、正確に描いたことはない。」という人が大多数なのではないでしょうか。
下の画像は、先日、中学生と一緒に描いた“周回する線が等間隔の渦巻き線”です。直線上の2点を交互に中心としながら、コンパスで半円を描いていきます。意外に簡単にきれいならせんを描くことができ、なんだかちょっと嬉しい気持ちになります♪
これは、いわゆる「アルキメデスの螺旋」の近似形ですが…座標上の数式として理解・作図をしようとすると、相当高度な数学の知識が必要だとのことです…
難しい理屈は抜きにしても、“定規とコンパスだけを使って、自分の手できれいにらせんを描けた”という体験は、なかなか貴重なものだと感じます。デジタル全盛の時代に、あえて味わうアナログ手法の達成感。智の体験の一頁に、そっと加えてもらえればと思います。
[2022-09-18]